このコーナーでも、何度も運転中のスマートフォンや携帯電話操作の危険について述べてきましたが、一向に事故がなくなりません。
さる4月17日午前6時40分ごろ、福井県大野市で道路を横断していた85歳の女性が、乗用車にはねられ死亡する事故がありました。乗用車を運転していた男性は「スマートフォンを操作していて発見が遅れた」などと話しているということです。
また、4月11日午後7時45分ごろ、千葉県旭市内の国道126号で徒歩で横断歩道を渡っていた77歳の女性が、交差進行してきた乗用車にはねられて死亡しています。車を運転していた男性は「携帯電話の画面を見ていて、横断者の存在に気がつかなかった」など供述しています。
この2つの事故をみるまでもなく、運転中に携帯電話の画面を見るということは、その間まったく前方を見ていないということであり、そのときに歩行者などが横断してきたら確実に衝突してしまいます。
しかも、運転中に携帯電話の画面は見る必要がないものであり、それを自分勝手な欲望で行って他人を死亡させたりすることは、まったく車を運転する資格がないと言わざるを得ません。車を運転するときは、スマートフォンの画面を注視したり、操作するのは、絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2014.4.23更新)