飲酒運転に対する罰則が厳しくなって以降、飲酒運転に対する社会的な批判もあり、酒を飲んで運転する人は随分と少なくなったような気がします。しかし、少なくなったとはいえ、相変わらず飲酒運転をして事故を起こしたりする人がいるのも事実です。
飲酒運転の代償の大きさを考えれば、なぜ酒を飲んで運転をするのか不思議に思うのですが、そもそも飲酒運転をするような人はそんなに深刻には捉えていないようです。
香川県警の調査によりますと、昨年4~12月の間に飲酒運転で免許取消し処分を受けた100人のうち、「事故や違反をしなければ(発覚せず)大丈夫だと思った」と考えている人が36人いました。
その他、「(目的地が)近くなので大丈夫だと思った」「飲酒したが酔っていないと思った」「少し休んだので酔いがさめたと思った」などがそれぞれ10人おり、比較的軽い気持ちでハンドルを握っている実態が明らかになりました。また、年齢別では30歳代が27人、50歳代が21人、40歳代が20人と、分別のある世代が多いのも特徴になっています。
働き盛りの人が軽い気持ちで飲酒運転をすれば、職を失いかねません。失うものの大きさを自覚し、絶対に酒を飲んだら運転しないでください。
(シンク出版株式会社 2014.5.1更新)
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