ポケットに手を入れたまま運転しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

ポケットに手を入れたまま運転しない

 車を運転しているときに、ポケットに手を入れて、携帯電話などを出したりすることはありませんか。
 自分自身の経験から言えば、ETCが普及する前などは高速道路の料金を支払うために、料金所に近づくとポケットに手を入れて小銭を出したりした経験があります。
 
 さる4月23日、静岡市のJR東海道線沿いのアパートの駐車場で、駐車していた軽乗用車が急発進して柵を突き破り、線路脇に転落する事故がありました。
 幸いケガ人は出なかったのですが、車を撤去する作業などで東海道線の運転が約1時間20分もストップしました。
 運転していた男性は、「ズボンのポケットの中の物を探していたらアクセルを踏んでしまった」と話しているということで、エンジンをかけたままポケットに手を入れてたようです。
 
 狭い運転席に座ってポケットに手を入れると、どうしても足を伸ばすかたちになりますから、アクセルを踏み過ぎたり運転操作を誤ったりすることがあります。
 
 運転者としては、無意識にポケットに手を入れているのでしょうが、何気なくした行為が大変な惨事を招くことがあります。運転中は決してポケットに手を入れたりしないようにしてください。

 (シンク出版株式会社 2014.5.2更新)

■危険から遠ざかる能力を高めよう

 セルフチェックシリーズ第6弾「運転における危険回避力をチェックしよう」は、運転時にどういったリスクテイキング(危険敢行性)をする傾向があるかを知ることで、事故防止をはかる参加型教育教材です。

 

 事故の可能性がある場面に出会ったとき、あえて危険な行動を取る傾向がないか、リスクを軽視する傾向がないか、自分がどのようなリスクを犯しやすいか──などがチェックできます。イラスト入り解説を読むことで、運転時に気をつけるべきポイントを自覚することができます。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示