春に多い車内の「熱中症」に注意

 1年のうちでもっともさわやかな季節になりましたね。
 家族連れでドライブなどに出かける方も多いと思いますが、そのとき車内に子どもを残さないようにしてください。
 
 車内に子どもを残して「熱中症」になる事故は、毎年のように発生していますが、その時期は真夏よりも意外と春に発生していますので注意が必要です。
 真夏の炎天下では、さすがに車の中に子どもを残していると、熱中症になるというのはわかりますから、ほとんどの人は気をつけています。
 ところが、春のさわやかな気候では、それほど「車内が高温になることはないだろう」という安易に考えて、子どもを車内に残すことが多いのです。
 
 JAFでは、最高気温が23度と比較的過ごしやすい日に、車内の温度がどれだけ上がるかを実験しています。それによりますと、ダッシュボード付近では70度に達し、車内温度は50度近くまで上昇しました。さらに、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂するという事態になりました。

 さわやかな季節だからと安心してはいけません。少しの時間でも車内に子どもを残しておくと「脱水症状や熱中症」を招くおそれがありますので、絶対に車内に残さないようにしてください。

(シンク出版株式会社 2014.5.9更新)

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