道路に合流するときは二輪車の存在を無視しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

道路に合流するときは二輪車の存在を無視しない

 さる5月18日午後7時20分ごろ、茨城県牛久市の県道で、道路脇のゴルフ練習場から出てきた乗用車と二輪車が衝突し、乗っていたライダーが死亡する事故がありました。現場は片側2車線の直線道路で、乗用車が二輪車の前に入り込もうとしてぶつかったものとみられています。

 駐車場などから道路に合流する場合、まず右方向からくる車がいないかを確認しますよね。そして、車が来ていないか、あるいは遠くにいて十分に合流できる場合に道路に進入していきます。


 ところが、右から来ている車が二輪車の場合には、車体が小さいために遠くに見えたり、近づいて来るスピードも遅めに判断しがちになります。そのため、先に進入しても大丈夫だろうと判断して、二輪車の前に進入してしまい、事故になることが少なくないのです。
 
 さらに、日が暮れて暗くなっていると、遠くに二輪車のライトが1灯しか見えませんので、二輪車までの距離や近づいて来るスピードなどの判断はいっそう難しくなります。

 四輪車のドライバーは、往々にして二輪車の存在を無視したり、軽くみる傾向があります。二輪車は思っている以上のスピードで近づいてきますの、強引にその前に入り込もうとするのは危険です。

 

(シンク出版株式会社 2014.5.22更新)

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