最近、飲酒運転の事故は減少傾向にありますが、酒気残りによる酒気帯び運転は、まだまだ多いようです。
皆さんは、少しぐらい休憩してお酒が醒めたように感じても、アルコール濃度はほとんど変わらないことを自覚していますね?
さる5月18日にもこんな酒気残り事故が起こっています。
仙台市青葉区内で午前1時20分ごろ、交差点を右折していた乗用車に対向直進車が衝突する事故が発生し、直進車の22歳の運転者からアルコール分が検出さ れ、飲酒運転の現行犯で逮捕されています。運転者は今年採用された中学校教諭で、「飲食店でビールなどを飲んだが、休憩したので酒は抜けていると思った」 などと供述しています。
実際には、警察のアルコール検知で、酒気帯び相当量のアルコールが検出されました。
日本酒1合あるいは缶ビール500㏄に含まれるアルコールを1単位と呼んでいますが、1単位のアルコールが完全に抜けるまでに約4時間は必要ですので、ビール2缶程度の飲酒でも8時間たたないと酒気残りの恐れがあります。しかし、仮眠したり水などを飲んで休憩すると心理的に「醒めた」と勘違いしがちなところに落とし穴があります。
お酒を飲んだ日には、絶対に車から遠ざかるように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2014.6.2更新)
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