6月1日から30日までの1か月間、「不正改造車を排除する運動」が実施されています。皆さんは不正改造などしていないと思いますが、知らず知らずのうちに不正な改造をしていることもありますので、注意してください。
まず、運転者席・助手席側の窓ガラスへの着色フィルムを貼っている人がいますが、あまり濃すぎるフィルムを貼っていると不正改造になります。フィルムの濃さは、可視光線の透過率が70%未満でなければなりません。
また、幅広タイヤや突起物のあるホイールに付け替えている人はいませんか。これもタイヤなどがフェンダー(車体)の外にはみ出していると違反になります。
制動灯や方向指示器などの灯火の色を白色などに変えている人がいますが、制動灯は赤色で方向指示器はだいだい色と規定されていますから、これも違反になります。
運動期間中に、全国で176回の街頭検査が計画されています。街頭検査等を通じて悪質な不正改造については整備命令を発令し、これに従わないときには車両の使用停止等を含む厳正な処分が行われます。
不正な改造は事故につながったり、他車の迷惑になりますから、絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.6.4更新)
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