日本列島はだいぶ気温が上がってきました。
車内が熱くなってくると、車内に子どもを残して熱中症になる危険がありますが、もう一つ子どもを乗せるときに気をつけなければならないことは、子どもが熱くなった金属にふれて火傷をするということです。
よく報告されているのが、チャイルドシートの金具部分に子どもがふれることです。
子どもをチャイルドシートに乗せようとして、高温になった留め具などに手や足が当たるというものです。
親としては、チャイルドシートの本体やベルト部分は布製になっているので、まさか金具部分が火傷するほど熱くなっているとは思ってもいないために、案外無造作に子どもを乗せることが多いのです。
チャイルドシートの金具以外にも、高温になった車内には空き缶など熱くなっているものがあり、近くに置いていると子どもがうっかりさわってしまうことがあります。
外の気温が25度くらいでも、車内の温度は40度以上になっていることは珍しくありません。
子どもを乗せるときには、車内の温度を確認するとともに、熱くなった金属などが子どもにふれないように注意してください。
(シンク出版株式会社 2014.6.13更新)
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