混合ガソリンをペットボトルで運ぶのは危険

 さる6月12日、兵庫県西脇市の男性職員(47歳)が、混合ガソリンを入れたペットボトルなどを公用車の軽ワゴン車内に置いて、市役所駐車場を出発しようとしたところ、車両から出火して火災が起きました。
 ペットボトルから気化したガソリンが車内に充満して、何らかの原因で発火したものとみられています。

 西脇署では、7月18日、混合ガソリン約3リットルを運搬基準に合わない容器で持ち運んだ消防法違反の疑いで、男性職員を書類送検しました。

 混合ガソリンは、ガソリンとエンジンオイルを混ぜたもので、草刈り機などの2サイクルエンジンなどに使用される燃料ですので、割と安易に扱う傾向があります。
 しかし、危険性はガソリンとあまり変わりはありませんので、取り扱いには、普通のガソリンと同様に注意が必要です。
 
 当然のことですが、持ち運ぶ場合には携行缶など認定を受けた金属製の容器で持ち運ばなければなりません。ペットボトルのような容器では、密封できませんので燃料の気化が進みやすく非常に危険です。


 ペットボトルなどの容器に入れて、絶対に運ばないようにしてください。

 

(2014.7.30更新 シンク出版株式会社)

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