夏休みに入ると、小さい子どもを車に乗せてレジャーに出かける機会が多くなりますね。このとき絶対に忘れてはならないのが、子どもをチャイルドシートに座らせるということです。
さる7月29日、茨城県の古河市で、母親が2歳の女の子を車の助手席に乗せて保育所に送る途中に、何らかの原因で車のドアが突然開き、女の子は道路に放り出され、頭蓋骨骨折の重傷を負うという事故がありました。
当然のことですが、助手席に座っていた女の子はチャイルドシートを着用していませんでした。
チャイルドシートの使用については、親の安全意識が甘いのか、ドライバーのシートベルト着用率ほど高くありません。
今年4月にJAFと警察庁が実施した「チャイルドシートの使用状況」の調査でも、6歳未満の子どもの使用率は61.9%しかなく、4割近くの子どもが十分な安全対策が取られていない状態で乗車していました。
子どもが嫌がったり、ちょっと近くまで行くだけだからと考えると、子どもをチャイルドシートに座らせることが面倒になることがあります。
だからと言って、チャイルドシートに座らせないで子どもを車に乗せたりすると、この事例のようにトラブルに巻き込まれたときに、大きな損害を負うのは子どもだということを忘れてはなりません。
(シンク出版株式会社 2014.8.5更新)
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