皆さんは、前方に横断歩道があると気づいたとき、横断しようとする人がいたら、きちんと停止して道を譲っていますか?
横断歩道で観察してみると、多くの車が歩行者が待っていることに甘えて通過し、止まる車は少数派です。
道路交通法では、横断歩道に歩行者等がいるときには、「その手前で一時停止して歩行者の通行を妨げないようにしなければならない」と定められています。
横断歩行者がいても止まらない癖があると、いつか事故に結びつくと思います。
交通事故総合分析センターの調査によると、横断歩道を横断中に歩行者が死亡するケースでは、被害にあう歩行者は圧倒的に高齢者であり(60歳以上が86%)、時間帯では薄暮時が多いそうです。
ドライバー側の要因をみると、ほとんどは歩行者の見落としであり、交差点や単路で右側から横断する人を見落とすケースが目立っています。また、交差点を右折後に、右折先横断歩道を横断してきた歩行者を見落とす事故も少なくありません。
「横断しようとする歩行者の安全確認をしないことが習慣化している」ドライバーが事故を起こしていると同センターでは警鐘を鳴らしています。
横断歩道では、歩行者を探してしっかり止まることを習慣化してください。
(シンク出版株式会社 2014.8.15更新)
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