先日、今年1月から6月の交通死亡事故統計が発表されて、62年ぶりに上半期の交通事故死者が2千人を下回ったとニュース報道がありました。
その事故統計を見ていて、一つ気づいたことがあります。
それは、全体に死亡事故が減少しているなかで、単路での工作物衝突による車両単独事故が増加していることです。
上半期に単路での工作物衝突は233件発生し、前年より31件増(15.3%増)と目立っています。
その内訳はカーブ・屈折が122件(19件増)、一般単路が94件(6件増)、橋が12件(5件増)、トンネルが5件(1件減)となっています。
スピードコントロールを誤って、カーブでガードレールや立木に衝突したり、電柱などに激突する事故が多発しているようです。道路が広くなり環境がよくなっても、その分スピードオーバーすれば危険なことに変わりはありません。
また、家族旅行やグループドライブでたくさんの人員が乗っているときには、車の重さが増して遠心力の影響を受けやすくなっています。
スピードや無理な運転操作に注意し、道路工作物などへの衝突を避けてください。
(シンク出版株式会社 2014.8.19更新)
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