酒の出る会合には絶対に車で行かない

 マイカー通勤を認めている事業所などでは、会社主催の宴会を催すときには、あらかじめマイカーに乗って来ないように通達を出し、万一乗って来た場合にはキーを預かるという厳しい措置を取っているところがあります。
 キーを預かっておかないと、少し休憩して酔いが覚めてくると、「もう大丈夫だ」と勝手に車を運転して飲酒運転をすることあるからです。
 
 さる6月29日午前0時20分頃、鹿児島県伊佐市の市道で小学校の男性教諭が、酒を飲んで原付きバイクを運転中に職務質問され、基準値を超えるアルコール分が検出される事件がありました。
 教諭は前日夜、学校関係の懇親会に参加してビールと梅酒を2杯ずつ飲み、最初はバイクを押して帰っていたものの、途中から運転したということです。
 
 この事例を見るまでもなく、人間は自分で思っているほど強い動物ではありません。最初はどんなに強い意思を持って飲酒運転をしないとバイクを押していても、簡単に誘惑に負けてしまいバイクに乗ってしまいます。

 なぜ懇親会があるのにバイクに乗って学校に行ったのか、その理由は定かではありませんが、懇親会など酒の出る会合に出かけるときは、絶対に車で行かないことが大事です。

 

 (シンク出版株式会社 2014.8.21更新) 

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