緊急自動車のサイレンに注意しよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

緊急自動車のサイレンに注意しよう

 消防車やパトカーなどの緊急自動車がサイレンを鳴らして後ろから近づいてきたときには、道路左側に寄って緊急自動車に進路を譲っていますよね。走行している道路が一方通行の場合には、状況によって右側に寄ってもよいことになっています。
 しかし、緊急自動車が交差点に近づいて来たとき、交差道路にいる車はどうするのでしょうか。
 進路を譲る必要がありませんので、交差点手前で停止して緊急自動車が通過するのを待っていると思います。

 さる8月31日、そうした車に後続車が追突する事故がありました。愛知県豊橋市の国道で緊急走行中のパトカーが交差点に進入したため、交差道路で停止したバイクに後続車が追突したのです。
 パトカーは、交通事故現場に向かうためにサイレンを鳴らして赤信号の交差点に進入したもので、バイクは青信号でしたが停止してパトカーの通過を待っていました。

 後続車がなぜ停止したバイクに気づかなかったか定かではありませんが、車内で大きな音で音楽を聞いていたりすると緊急自動車のサイレンが聞こえないことがあります。そうすると、突然停止する前車に気づくのが遅れたりします。
 運転中は、ラジオのボリュームなどを下げて、緊急自動車などのサイレンを聞き洩らさないようにしてください。

(シンク出版株式会社 2014.9.5更新)

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