さる9月15日午後6時10分頃、埼玉県寄居町の道路で、走行していた耕運機に後ろから来た乗用車が追突して、耕運機の運転者が投げ出され死亡する事故がありました。
事故現場は、片側1車線の緩やかな右カーブになっており、乗用車の運転者は「薄暗くて、気づいたときには間に合わず追突した」と供述しています。この事例のように、車を運転しているときに、前に耕運機が走行していて追突しそうになったことはありませんか?
耕運機のスピードは非常に遅くて、遠くにいるなと思っていてもアッという間に追い着いてしまい、ちょっとボンヤリしているとぶつかりそうになったりしますね。また、道路を横断している耕運機も危険です。前方の道路を横断しているので、そこに行くまでに横断するだろうと思っていると、スピードが遅いので近づいてもまだ路上にいてビックリすることがあります。
四輪車を運転している側としては、道路に耕運機がいるとはあまり思っていないので発見が遅れたり、予想以上にスピードが遅いので、ちょっとわき見をしているとすぐに追いついたりして、意外と危険な存在です。
道路に耕運機がいる場合には、くれぐれも注意してください。
(シンク出版株式会社 2014.9.25更新)
事故の原因を突き詰めていくと、その背景には「前車が止まるとは思わなかった」など、運転者の危険な心理が潜んでいます。
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