ナンバープレートに樹脂性のカバーを着けている車をときどき見かけますね。透明のカバーならまだナンバープレートの文字や数字が読めるのですが、濃い色のカバーなどは本当に数字などが読めないものがあります。
ナンバープレートが汚れるのを防いだり、ファッション性を高める目的でカバーを着けているという人もいますが、濃い色のカバーを着けている人は、交通違反の取り締まりを免れようとして装着する人も少なくないと思われます。
そのため、ナンバープレートへのカバー装着については、かねてから警察の捜査の妨げになるとの指摘もあり、都道府県のなかには道路交通法施行細則で赤外線を吸収したり反射させたりするカバーの装着を禁止しているところもあります。
最近の報道によりますと、国土交通省では2015年度からカバーの装着については全面的に禁止する方針のようです。「透明度の高いカバーなら問題はないのでは」という意見もありますが、透明度が高くても視認性が落ちることが確認されていることから、どんなカバーでも装着できなくなります。
現在、ナンバープレートカバーを装着している方は、禁止になる前に外しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2014.10.2更新)
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