堤防道路では、すれ違い時の転落に注意しよう

 川の多い地区では、堤防道路を走行すると便利なことがあります。信号は少ないし距離を稼ぐこともできます。ところで、堤防道路はセンターラインのない場所が多いのですが、これは何故だか知っていますか?

 河川堤防は通常、天部の幅員(天端幅)が6mあればよいことになっています。幅6mの天部を道路にするとき、両側に路肩をとってさらに中央にラインを引くと、道路の片側が2.5m以下になってトラックやバスが通行ができない車線になってしまうので、センターラインを引けないのです。

 この狭い堤防道路で、トラックが関係したすれ違い時の衝突・転落事故が目立っています。堤防道路では路肩が気になるので通常は対向車側にまたがって走行しがちですが、トラックなど大きな車を避けようとするときハンドル操作を誤ったり、トラック自身が慌てて路肩に寄ろうとして転落するのです。

 堤防道路は狭くて危険な場所であるということを念頭におき、狭い場所ですれ違うときには速度を落として慎重に行動しましょう。


 また、多くの堤防道路は堤防の構造を保護する意味もあり大型貨物車の通行禁止規制が敷かれていますので、トラックなど大型車を運転する人は、センターラインのない堤防道路を走らないように心がけてください。


(シンク出版株式会社 2014.11.4更新)

■堤防道路など悪条件下の事故の危険に気づこう

 小冊子「悪条件下における事故防止のポイント」は、運転中に遭遇する「トンネル」「雨天」「夜間」「渋滞」「堤防道路」「山間部」といった悪条件下における事故防止を狙いとした教育教材です。

 

 それぞれの運転場面における注意すべきポイントを簡潔にまとめていますので、悪条件下における事故防止のポイントを簡単に理解していただくことができます。

 

 

  

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