一昔前には、高速道路を走行していると、必ずと言っていいほどとてつもないスピードで車の間を縫うように追い抜いていく車がいましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
それに伴って、違反別交通事故発生件数のなかで、スピード違反が占める割合も徐々に減ってきています。とはいえ、高級スポーツカーなどがとてつもないスピードで走行している例もまだまだみられます。
皆さんもご存じのように、スピード違反もスピードを出し過ぎていると、反則金制度が適用されなくなります。つまり、反則金を納付すれば罰則が適用されない青切符ではなく、罰則が適用される赤切符になります。
では、反則金納付で済むスピード違反とは、どれくらいまでのスピードなのかご存じでしょうか?一般道路では時速30キロ未満まで、高速道路では時速40キロ未満までとなります。
たとえば、制限速度50キロの一般道路を時速80キロ以上で走行していると、赤切符の対象となります。下り坂などではうっかりしていると、いつの間にかスピードが出ていることがありますので、スピードの出し過ぎにはくれぐれも注意してください。
(シンク出版株式会社 2014.11.10更新)
「交通違反のリスク診断」は、セルフ・チェック形式で違反傾向を知ることができる交通違反防止のための教育教材です。
56の質問に「ハイ、イイエ」で答えることで、自分自身が「スピード違反」や「通行区分違反」「駐停車違反」など、どのような違反を犯す危険性が高いかを知ることができます。