車を運転しているときに、事故の現場や違反の取締り現場に出くわすことがありますね。
そのとき、ほとんどの人はそちらの現場のほうを見ると思います。とくに、事故が発生した直後の現場は生々しくて、思わず見てしまいます。
しかし、見ながら運転しているということは、わき見をしながら運転をしているということですので、その間は事故の危険性が高くなっていることを認識しなければなりません。
さる11月8日の夕方、岡山市内の交差点の横断歩道を渡っていた高齢者が、左折してきた乗用車にはねられて死亡する事故がありました。
乗用車の運転者は、現場付近では別の事故が起きていて「近くに止まっていた警察車両に気をとられ、女性がいるのに気がつかなかった」などと話しているということです。
人間は事故現場など興味がある対象に出会うと、無意識にそちらを見てしまいますので、ある程度わき見をするのは避けられないかもしれません。しかし、車を運転している途中ということを考えますと、それには限度があります。
チラッと見てすぐに前方に目線を戻していれば、あまり大きな問題にはならないと思いますが、ジッと見続けるのはやはり危険です。運転中に事故現場に出くわしても、決してジッと見たりしないでください。
(シンク出版株式会社 2014.11.18更新)
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