朝晩、随分と寒くなってきましたね。
秋から冬に向うときに注意しなければならないのは、人間の意識が寒さに順応していないため、気温が下がってきても雪が降ることはないだろうとか、路面が凍結することはないだろうと油断していることです。
そのため、初冬の時期はスタッドレスタイヤにはき替えずにいつまでも夏用タイヤままで走行したり、運転操作も乾燥路面の感覚で急なブレーキ操作をしたりして、スリップ事故が起こることがあります。
さる11月13日の午後6時40分ごろ、北海道千歳市の国道337号線で、車7台が絡む事故がありました。現場は高架になった片側2車線の道路で、事故当時は路面に薄く氷が張ったブラックアイスバーン状態だったということで、スリップしたものとみられています。
札幌管区気象台などによりますと、千歳市では13日午後2時半ごろから断続的に雪が降り、午後5時前に氷点下0.2度を記録したということです。11月の後半にもなりますと、寒冷地だけでなく気温がぐんと下がってきます。そのため、高架部分や日陰になっている所では、路面が凍結していることがあります。
早めにスタッドレスタイヤにはき替えるとともに、運転するときには「急」のつく運転をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.11.19更新)
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