警備員の誘導指示があっても自分で再確認を

 工事現場や混雑する駐車場の出入口など交通警備員(誘導員)が配置されている場所は少なくありません。


 円滑な車の流れを確保することができるので有難いのですが、警備員もミスをしますので、全面的に信頼してしまったり、何も考えず指示に従うのは危険です。


 また、経験の浅い警備員の場合は、合図があいまいなために、運転者が勘違いをすることもあります。

 警備員の誘導指示に素直に従ったつもりであっても、もし事故が発生すれば運転者の責任は免れませんので、注意が必要です。

 さる12月3日にも、青森港にあるフェリーターミナルの駐車場で、トレーラーの運転者が交通警備員の誘導指示を勘違いしたため、駐車していた車6台に次々と衝突し、運転者が軽傷を負う事故が発生しました。


 運転者のミスと言ってしまえばそれまでですが、警備員の誘導方法に勘違いさせる要素があったのかも知れません。

 こうした事故を防ぐためには、相手の指示を参考にしながら、最後は絶対に自分で安全確認をして判断することです。そして少しでも不安があれば、安易にアクセルやハンドルの操作をしないで、少し待ってみる余裕を持ちましょう。

 

(シンク出版株式会社 2014.12.5更新)

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