路線バスなどの専用レーンが指定されている道路がありますが、当然ですがそういうレーンでは標識等に指定されているバスや原付バイク、自転車などしか通行することができません。
しかし、例外として右左折するため道路の右端や左端に寄る場合や、工事などでやむを得ない場合、緊急自動車に進路を譲る場合は通行することができるようになってます。
先日、名古屋市で午前8時ごろ、片側2車線道路で左側車線を走っていた市バスが、右側車線から直接左折しようとした乗用車と衝突する事故がありました。
事故が起こった時間帯は、バス専用の時間帯になっていました。乗用車の運転者は、バス専用レーンになっているため、そのなかに入ってはいけないと思い、右側からバスを追い越して左折しようとしたのかも知れません。
だとしたら、あまりにも道路交通法について知らなすぎると言わざるを得ませんし、右側車線からバスを追い抜いて左折するのはあまりにも危険な行為です。
バス専用レーンになっている通行帯でも、右左折するときには当然入っても構いませんので、右側車線から左折するなど危険な運転はしないでください。
(シンク出版株式会社 2014.12.11更新)
■2018年6月1日改正の新指針に準拠
「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を39枚収録した運行管理者のための指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2018年6月に公布された一般バス事業者のための11項目、貸切バス向けの2項目の指針13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。