車に乗って走行していると、前車との車間距離をあまり開けない車をよく見かけますね。
こういった運転者の意識のなかには、前車は急には止まらないし、そのままのスピードで行くだろうという思い込みや期待感のようなものがあるのではないかと思います。
どれくらい短い車間距離で走行しているか、一度運転席を降りて道路の外から見てみたらどうでしょうか。
私も一度眺めたことがあるのですが、外から見ていると本当に短い車間距離のままで、かなりのスピードで前車に追従して走行している車が多いのです。そのとき正直に思ったのは、前の車が少しブレーキを踏んだら追突しかねないし、自分の命を前車に預けて運転しているようなものだな、ということでした。
先日、愛知県あま市の名古屋第二環状自動車道で、トラックなど4台が絡む玉突き事故がありましたが、きっかけとなったのは、道路上に落ちていた毛布でした。その毛布を避けようとした大型トラックが減速したところに、後続車が追突したものでした。
前車に追従するときには、前車が突然急減速することもあるということを頭に入れ、十分な車間距離をとって追従しましょう。
(シンク出版株式会社 2014.12.12更新)
冊子「酒気残りによる飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘教授の監修により、酒気残りによる飲酒運転を防ぐための防止策を指導する教材です。
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