暮もおしせまって、急いで行く必要があったりお世話になった遠方の顧客への挨拶周りなどがあり、高速道路を利用する機会が多いと思います。高速では一瞬の居眠りなどに注意してください。
私達は、高速道路での居眠り運転というと、主に長距離走行・長時間運転のトラックやバスのケースが危険だと考えがちです。
しかし、過労運転や睡眠不足などの要因がなくても、信号や歩行者などの刺激がない単調な高速道路に入ると、誰でも意識がフッともうろうとなる「高速催眠現象」が起こりやすいと言われています。
このため、職業ドライバーはもちろん、一般のドライバーでも危険が大きいのです。
実際に、警察庁が過去5年間の高速道路事故を調査したデータによると、死亡事故の約5割は『高速道路に入り走行距離100km未満、時間にして約1時間以内』に発生し、そのうちの27%は居眠り運転や考え事などの漫然運転によるものとされています(※)。
たとえ短時間の高速道路利用でも危険があることに変わりはないのです。
運転中に少しでも眠気を感じたりボンヤリしてきたら、迷わず最寄りのパーキング・エリアなどで少し休憩して、冷たい水で顔を洗ったり休憩所のお茶などを飲み、ひと息入れてください。
(シンク出版株式会社 2014.12.22更新)
※警察庁WEBの高速道路安全啓発資料「レッツブレイク!(ひと息入れて安全運転)」より
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修により、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。