年末には、旅行や帰省のため家族で長距離ドライブをする機会があると思いますが、くれぐれも忘れてほしくないのは、シートベルトの完全着用です。
というのは、今年10月にJAF(日本自動車連盟)が警察庁交通局と共同で調査した結果によると、一般道路の後部座席のシートベルト着用率が35.1%と“約3人に1人の低い着用率”のままだからです。高速道路でも70.3%と3人に2人程度にとどまっています。
ちなみに、後部座席の人が非着用の場合の致死率は着用していた場合の4.5倍と非常に高くなっています。非着用の場合、車外放出の危険が高まるからです。また、本人が致命傷を負うだけでなく、車内で後部座席の人の身体が前席に衝突した場合は、運転者や助手席同乗者に致命傷を負わせる危険性もあります。
家族のドライブ旅行などでは、どうしても長時間の行程になりがちなので、子どもが車内で動きまわってゲームをしたりシートに横になったりして、シートベルトを外しやすいので、気をつけてください。
なおJAFでは、交通事故の多発が心配される年末年始を前に、後席シートベルトの実情を視覚的に表現して、直観的にわかりやすく図式化したインフォグラフィックを作成して、ホームページで公開しています。
(シンク出版株式会社 2014.12.24更新)
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