最近、街中をスポーツタイプの自転車に乗って疾走している光景をよく見かけます。
こういうタイプの自転車は、かなり遠いところまでサイクリングすることが多く、交通量の多い幹線道路などでも、バイクのようなスピードを出して駆け抜けています。
そのため、片側3~4車線道路が交差するようなかなり大きな交差点などでも、自転車が直進してきたり、右折してくることがあります。
これまで長い間車を運転してきた経験からすると、このような大きな交差点では自転車が走行してくることなど、まず考えられませんでした。
そのため、大きな交差点になればなるほど、そこを自転車が走行しているという感覚がほとんどないので、自転車が対向車などの陰から急に出てくることがあります。しかも、やっかいなことに自転車はバイクよりも車体が小さいので、一層発見しにくい存在となっています。
これからは、大きな交差点でも自転車の通行はますます増えてくると思います。
大きな交差点を走行するときは、昔の感覚で自転車は来ないと考えるのではなく、自転車を積極的に見つけに行くようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.12.25更新)
小冊子「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びつくかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車側の過失割合がわかりますので、自転車通勤の従業員など自転車利用者の安全運転教育にも活用できます。