雪道のワダチ走行は慎重に

 さる12月22日、札幌市北区の片側1車線の直線道路で軽乗用車が歩道に乗り上げて、登校中の小学生4人をはね、重軽傷を負わせる事故がありました。

 事故当時、路面は凍結しており、雪が積もって道幅が狭くなった状態でしたが、軽自動車を運転していた男性は「ワダチにハンドルをとられた」と話しているということです。

 雪道では、ワダチができることがよくあります。ワダチが浅ければ、ワダチに沿って走ったほうが安全ですが、ワダチが深くて回りの雪が硬くなっていたりすると、ハンドルをとられることがありますので、慎重に運転しなければなりません。

 また、あまりにも雪が深くて硬い雪でフロアを擦ったりするような状態になると、走行不能になることがありますので、ワダチの間の山に乗り上げて走行することになります。

 そういうときには、十分に減速してから乗り上げるようにしてください。スピードを出したまま乗り上げようとすると、かえってコントロールを失う場合があります。

 いずれにしても、ワダチに沿って走行しているときにはハンドルをとられないこと、ワダチの間を走行しているときには、不用意にワダチにはまらないように慎重な運転をする必要があります。

(シンク出版株式会社 2014.12.26更新)

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