飲酒運転に対する風当たりは随分と強くなりましたが、それでも飲酒運転をする人はなくなりません。
「なぜ、なくならないか」、その答えはいろいろとあると思いますが、いちばん大きいのは「検問もめったにしていないから自分は捕まらないだろう」「近くまでだから大丈夫だろう」と考えていることだと思います。
広島県警が行ったアンケート調査でも、飲酒運転者にはこうした軽い気持ちでしている傾向が見られます。
昨年1月~11月末まで、広島県内の取締りで飲酒運転により摘発したドライバー647人に理由を聞いたところ、理由についていちばん多かったのは「捕まらないと思った」が339人で半数以上を占めていました。次いで「近くだから大丈夫だと思った」が136人で約2割を占めています。
当然のことですが、飲酒運転をして走行した距離も短いものになっています。2キロ未満の近距離走行の人が303人おり、約半数を占めています。
この調査をみると、「近くだから、大丈夫だろう」と軽い気持ちで飲酒運転をしている実態が浮かびますが、飲酒運転は人生を狂わせます。軽い気持ちでは絶対にしないでください。
(シンク出版株式会社 2015.1.14更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。