眠くなる薬を飲んで運転しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

眠くなる薬を飲んで運転しない

 先日、石川県野々市市の国道8号で、28歳の女性が睡眠導入剤を服用した状態で信号待ちの車に追突し、ドライバーに軽傷を負わせた事故で、金沢地検は「危険運転致傷容疑」で運転者の女性を起訴したという報道がありました。
 
 事故後に駆けつけた捜査員が、女性の様子がおかしいことに気づき医師から処方された薬を服用していたことが判明したものです。地検では、睡眠導入剤の影響で正常な運転が困難になったことが事故原因と判断して起訴したものです。

 ご承知のように、「危険運転致傷罪」はアルコールや薬物の影響により正常な運転が困難な状態で走行、あるいは正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で車を運転した場合に適用されるものです。

 このような状態で人を負傷させた場合には、最高で15年以下の懲役が科せられます。

 この事故のように、睡眠導入剤を服用して車を運転するなどもっての他ですが、風邪薬や花粉症の薬など服用すると眠くなる薬は他にもあります。

 薬を服用する場合には、眠くならないかなど確かめてから飲むようにしましょう。そして、眠くなる薬を服用したら、絶対に車を運転しないようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2015.1.15更新)

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