雪道を走行するときに、車の走行跡のワダチができていることがよくありますね。
自分が走行している車線も対向車線も2本のワダチがあれば、その跡を走行していくと安定して走れますが、狭い道路などでは3本しかないことがよくあります。
そういう3本ワダチの道路では、対向車も真ん中のワダチに入ってきますから、対向車が来たときに無理にすれ違おうとしないことが大切です。
すれ違う際に少しハンドル操作を誤ったり、ワダチを離れる際にコントロールを失ったりすることがあり、接触する危険があるからです。
こういう場所では、どちらかの車が停止して対向車をやり過ごすようにする譲り合いの精神が必要です。
止まるときには少し左によって停止し、対向車を待つようにします。待ってもらっている車はスピードを落として慎重に近づいてすれ違うようにします。
また、ワダチが3本しかない道路で見通しの悪い場所を走行する場合には、いつ対向車が来てもよいように、スピードを控え目にして運転してください。
(シンク出版株式会社 2015.2.3更新)
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