渋滞だからとわき道を走らない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

渋滞だからとわき道を走らない

 先を急いでいるときに、渋滞に巻き込まれるとイライラしますね。そんなとき、すぐに脇道などの抜け道に入ろうとする人がいますが、抜け道の途中が通行禁止道路になっていたりすると、かえって時間がかかる場合があります。

 時間がかかるだけならまだしも、無理に通行すると違反にもなりますし、最悪の場合は事故を起こしたりして大変なことになったりします。

 さる1月27日朝、新潟市のJR羽越線の踏切の中で脱輪して動けなくなったライトバンが、列車と衝突する事故がありました。

 運転していた男性は避難していて無事だったのですが、この踏切は12月から3月までは除雪の関係で車の通行が禁止されており、金属製の柵が設けられていたのですが、車はその隙間を通り抜けて踏切の中に入って脱輪したものです。

 男性は勤め先から取引先に向かう途中で、「普通の道路は渋滞していたので通ろうとした。抜け道として前から使っていた」と話しているということです。

 幹線道路が渋滞すると抜け道を通ったほうが早いように感じますが、それほど時間を短縮することはできませんし、かえってリスクが増大します。急ぐなら早めの出発を心がけてください。

(シンク出版株式会社 2015.2.4更新)

■どのような運転場面で危険に陥りやすいかをチェックできます

 セルフチェックシリーズ第6弾「運転における危険回避力をチェックしよう」は、運転時にどういったリスクテイキング(危険敢行性)をする傾向があるかを知ることで、事故防止をはかる参加型教育教材です。

 

 事故の可能性がある場面に出会ったとき、あえて危険な行動を取る傾向がないか、リスクを軽視する傾向がないか、自分がどのようなリスクを犯しやすいか──などがチェックできます。イラスト入り解説を読むことで、運転時に気をつけるべきポイントを自覚することができます。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示