今年の冬は寒い日が続いていますね。
寒冷地のドライバーは、路面に雪が積もっていたり、路面が凍結しているために、早くから車のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えて、それなりの準備をしています。
ところが、日頃あまり雪が降らない地方のドライバーは、ほとんどの人が夏タイヤのままで走行していますので、たまに強い寒気が流れ込んで来て路面が凍結していたりすると、スリップ事故を起こしてしまいます。
さる2月6日朝午前6時50分ごろ、東京都大田区の平和島の勝平橋でオートバイと車2台がスリップし、救助作業中に後続車が突っ込むなどして4人が重軽傷を負う事故がありました。6日朝の東京都心は氷点下に冷え込んでおり、警察では路面が凍結していたことが事故につながったとみています。
冬場の早朝は、路面に雪がなくても橋の上や建物などの日陰になっている所では、路面が凍結していてスリップ事故がよく起こっています。
天気予報などで、最低気温が0度を切るような予報があるときに朝早く運転するときには、橋の上や日陰などは凍結しているかもしれないと考え、慎重な運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2015.2.10更新)
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