雷が鳴ったらアンテナを収納しよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

雷が鳴ったらアンテナを収納しよう

雷が近い時は、立っているアンテナを寝かせましょう
雷が近い時は、立っているアンテナを寝かせましょう

 雷が鳴り出して落雷が心配されるような状態になったときには、皆さんはどこに逃げますか?

 気象庁のホームページによりますと、グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難するように勧めています。

 比較的安全な空間として、鉄筋コンクリート製の建築物や自動車(オープンカーは除く)、バス、列車の中などをあげています。そのため、車の中にいれば安心と思っている人もおられると思いますが、決して安心はできないようです。

 2月中旬、鹿児島県南さつま市の市道を走行していた軽ワゴン車に落雷し、運転していたドライバーが感電しけがを負う事故がありました。雷は、どこに落ちたかと言いますと、アンテナ付近が黒焦げになっていたことから、アンテナに落雷して一部の電流が車内に入り込んだとみられています。

 比較的安全と思われていた車の内部にも、雷が落ちることがあるようです。雷が近いと思ったら、車の中にいても安心しないで、収納できるタイプのアンテナは収納し、ショートタイプのアンテナなら、寝かせておくようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2015.3.11更新)

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※監修

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