生活道路での交通事故が依然として多発しています。とくに午後の時間帯に事故が多発する傾向が強いので注意してください。
交通事故総合分析センターの調査によると、住宅の近くにあり私達が日頃よく利用する車幅の狭い細街路=生活道路=における事故は、幹線道路などより事故減少幅が低く、とくに午後3時~6時の時間帯に歩行者事故が集中して発生しています。
運転者側の原因としては、安全不確認と安全速度違反が大きな割合を占めています。
さる、2月にも午後4時頃、香川県善通寺市の道路上で友達と遊んでいた5歳の幼稚園児が軽乗用車にはねられ重傷を負いました。
現場近くの親戚宅を訪ねていて道路を横断中に事故にあったもので、運転者が子どもの動きを注視していなかったようです。
午後3時以降の時間帯は学校や幼稚園から帰宅して道路で遊ぶ子ども達や、買い物の歩行者・自転車などが多く、生活道路でも交通量が多くなります。なるべく、歩行者等の多い生活道路の走行を避けるように心がけましょう。
また、やむを得ず走行するときには、夕方が近づくにつれて歩行者が見えにくくなっていることを意識し、早めに点灯して速度を落として走行してください。
(シンク出版株式会社 2015.03.16更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)