3月11日夜に、大阪府警が府内で初めて自転車の飲酒検問を実施したというニュースがありました。
そのなかで気になったのは、昨年全国で発生した自転車関連の死亡事故は542件もあり、そのうちの57件(10.5%)が飲酒運転だったということでした。
酒を飲んで車に乗ることは、危険で厳罰に処せられると知っている人でも、自転車となると割と気軽に乗っているのではないかと思います。
このコーナーでも何度も話題にしていますが、自転車も四輪車やバイクと同様に道路交通法で飲酒運転が禁じられているのです。
ただ、刑事処分の対象となる「赤切符」が交付されるのが「酒酔い運転」だけで、「酒気帯び運転」程度なら口頭での注意指導で済むというだけのことです。
皆さんご存じのように、今年6月から道路交通法が改正され、酒酔い運転や信号無視などで3年以内に2回以上摘発された自転車運転者には、安全講習の受講が義務づけられるようになります。
四輪車やバイクと同様に、自転車に乗るときも飲酒運転をしないことを徹底してください。
(シンク出版株式会社 2015.3.19更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。