さる3月18日午後10時40分過ぎ、新潟市内の交差点を直進していた路線バスと、対向車線から右折しようとした普通乗用車が衝突する事故がありました。
交差点では直進車が優先ですので、右折をした乗用車が、バスの前を強引に右折をしようとしたことが事故原因になったことは間違いないと思います。
一般的に、交差点に直進車が近づいてときに、右折しようとするドライバーは、直進車のスピードや位置などを総合的に判断して、先に右折できるかどうかを判断します。
そのとき、直進車がどういう種類の車であるかということも、右折ドライバーの判断に大きな影響を与えます。
たとえば、この事故のように路線バスの場合には、乗客を乗せていますので、あまりスピードを出さないという判断が働けば、バスが近づく前に右折してしまおうと考えがちになります。
また、事故が起きた時刻が夜間であったことも、判断を狂わせたと考えられます。夜間は周囲があまり見えませんので、バスがいる位置やそのスピードが分かりにくいのです。
どんなことがあっても、交差点では強引な右折をしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.3.24更新)