3時間の仮眠で覚めるお酒はどの程度?

 年度末から年度始めにかけては退職者や新入社員の歓送迎会などで、お酒を飲む機会も増えると思いますが、駅の近くの駐車場などにマイカー通勤車を置いている人は、要注意です。

 「少し仮眠をしたら、酒が覚めて駅からは車を運転して帰れるかもしれない」という悪魔の囁きに屈することがあるからです。実際にそのような飲酒運転の例は少なくないのです。

 さる2月にも熊本市で、警察官が飲酒運転のため現行犯で逮捕されました。明け方、信号待ちをしていたタクシーにワゴン車が追突し、運転者の24歳男性から高濃度のアルコール分が検出されました。

 この男性は、熊本県警の地域課に勤める巡査で、焼酎の水割り8杯などを飲んだあと「車の中で3時間程度仮眠したから酒は抜けたと思っていた」と供述しています。

 3時間で分解されるアルコールの量はせいぜい1単位(20グラム)ですが、焼酎8杯なら8単位のお酒に相当しますから、抜けるのに早い人でも1日はかかります。それも仮眠中は肝臓の働きが鈍るのでアルコール分解速度は落ちると言われています。

 警察官でもこの程度の認識の人がいるのです。仮眠したら抜けると誤った考えを持っている人はまだまだ多いようです。皆さんは、お酒を飲んだら絶対に車を運転しないようにしてください。


(シンク出版株式会社 2015.3.25更新)

■酒気残りによる飲酒運転の危険を事例とデータで解説

いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。

 

小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。

 

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