学校が春休みで、家族で行楽地にドライブ旅行をする方も多いのではないでしょうか?
楽しいドライブが悲しい結果に終わらないように、気をつけていただきたいのは全員のシートベルトの着用です。先日も、後部座席の子どもが車外放出で亡くなるという事故が発生しました。
さる3月29日、兵庫県宍粟市の中国自動車道で後輪がパンクしたためワゴン車がマイクロバスと衝突する事故があり、衝撃でワゴン車に乗っていた小学校2年の男の子が車外に放出されて死亡しました。
他の家族5人が車内に留まり負傷ですんでいるところをみると、男の子はシートベルトを着用していなかった可能性が高いと思われます。
JAF(日本自動車連盟)の調査によると「車外放出」による死者は後部座席での発生率が最も高くなっています。どの座席でも、車外放出された人の8割以上がシートベルトを着用していませんが、後部座席にいたっては93.5%にも達しています。
後部座席の人が非着用の場合、前席に乗っている人を傷つける危険もありますので、全員がシートベルト・チャイルドシートを着用するまでは出発しないように、気を引き締めてください。
(シンク出版株式会社 2015.4.6更新)
軽い気持ちでした運転行動が、高い代償を生みます
安易な気持ちでする不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任へと結びつくことがあります。
小冊子「低い安全意識が高い事故の代償を生む」は6つの事故事例について、運転者の過失責任の割合を考えて回答する、受講者参加型の指導教材となっています。
自分の回答と解説を照らし合わせることで、「こんな運転行動をすると大きな過失責任を生む」といった危険をより深く理解することができます。