さる4月7日午後8時45分ごろ、仙台市の交差点で、横断歩道を渡っていた宮城県警の泉署長が右折してきた乗用車にはねられ意識不明の重体になる事故がありました。
乗用車の運転者は、「歩行者に気づくのが遅れた」と話しているということです。
最近、こうした夜間の事故に接するたびに感じるのは、車を運転していると本当に見えにくいということです。
とくに、市街地で対向車のヘッドライトが目に入るような状況では、横断歩道を渡ってくる歩行者や自転車を見逃しそうになることがよくあります。
これは、横断している歩行者や自転車が対向車のヘッドライトに照らされるとシルエットのようになって、こちらから見るとほとんど姿が見えなくなるからです。ところが、横断している歩行者や自転車はヘッドライトに照らされていますので、自分の姿は車からよく見えているだろうと勘違いすることがよくあります。
そのため、少々無理な横断をしても車のほうが止まってくれるだろうと強引に渡ってきます。ですから私は、夜間運転するときには、横断歩道を通過するときには歩行者や自転車が横断してこないか、何度も左右に目を配って運転しています。
(シンク出版株式会社 2015.4.14更新)