ゴールデンウイークの期間中に、長距離ドライブを計画されている方も多いと思います。家族や友人と出かけるドライブは楽しいものですが、いちばんの悩みは渋滞に巻き込まれることですね。
渋滞に巻き込まれるといろいろな問題が出てくるのですが、意外と見逃されているのが、車内で起こる脱水症状です。
晴れた日に渋滞に巻き込まれたりすると、車内にいる乗員は、長時間にわたって太陽の熱を浴び続けている状態になります。そうすると、体内の水分がどんどん失われいきます。
加えて、狭い車内でのエアコンを使用していると非常に乾燥した状態になります。そうした乾燥した車中では、出ている汗がすぐに蒸発してしまい、気がつかないうちに脱水症状を起こしていることがあります。
また、渋滞に巻き込まれるとトイレに行きにくいことから、水分補給をガマンする人もいますが、こうしたことも脱水症状を起こしやすい要因となっています。
長距離ドライブをするときには、子どもやお年寄りなど脱水症状を起こしやすい人には日が当たらない場所に座ってもらうとともに、こまめに休憩をとって水分補給を忘れないでください。
(シンク出版株式会社 2015.4.30更新)
小冊子「大丈夫?あなたの運転知識」は、勘違いしやすい交通ルールや、運転知識をQ&A形式でチェックし、正しい運転知識を身につけられる交通違反、交通事故防止のための教育教材です。
※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)