ご存じのように、カーブを曲がるときにはカーブの深さ(大きさ)にあわせて、安全に走行できるスピードが決まりますよね。
もちろん、カーブが急になればなるほどスピードを落とす必要がありますし、路面が濡れているときには、乾燥路面よりもさらにスピードを落とす必要があります。
ところで、皆さんはカーブの深さを判断するときに、どのような指標を持っていますか?
昼間では周りの景色が見えますので、ガードレールの曲がり具合や立木の位置などである程度の判断ができるのですが、夜間になるとヘッドライトの視界しか見えなくなり、周りの景色を見て判断する指標が少なくなり非常に難しくなります。
そのため、カーブの深さが分からずにスピードを出し過ぎてカーブに入り、路外に逸脱したり対向車線にはみ出したりして大きな事故になることがあります。とくに、雨で路面が濡れているときには、スリップしやすくなりますので、スピードの出し過ぎには十分に注意しなければなりません。
カーブの深さが分からないときには、その手前で十分にスピードを落としておくというのが、安全運転の鉄則です。
(シンク出版株式会社 2015.5.14更新)
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※監修
信田正美(元・岐阜県警察本部交通部管理官)