子どもが止まることを期待しない

 さる5月10日午後5時半ごろ、和歌山市の住宅街で信号機や横断歩道がない交差点で、軽乗用車を運転していた82歳の男性が運転する軽乗用車が、自転車に乗っていた小学5年生の10歳の男の子をはねる事故がありました。
 
 運転していた男性は、「子どもが交差点の手前で止まると思ったが、走ってきたのではねてしまった」などと話しているということですが、もしこれが本当なら運転する資格がないと言わざるを得ません。
 
 子どもは、精神的にも未発達で交通ルールなども理解しておらず、いつ飛び出してくるか分からないことから、昔から「子どもは走る赤信号」と呼ばれています。
 ですから、子どもを見かけたら車を運転する側が減速するなり、止まったりして、子どもとの事故を防ぐようにするのが当たり前となっています。
 
 そういう事情を考えれば、「子どもが止まるだろう」と安易に交差点を先に通過するのは、「事故を起こしても仕方がない」と考えていたのではないか、と思われても仕方がないと思います。
 子どもを見かけたら、「止まるだろう」と考えるのではなく、「飛び出してくるかもしれない」と考えて、子どもを守る運転をしてください。

(シンク出版株式会社 2015.5.15更新)

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