つい先日、北海道の砂川市の交差点で飲酒運転の乗用車2台が赤信号を無視して軽ワゴン車に衝突して一家5人が死傷した事故がありましたが、北海道警察本部から飲酒運転に関する興味深いデータが発表されたので紹介します。
北海道で平成22年~26年の5年間に飲酒運転が絡む人身事故は1009件発生していますが、時間帯別にみると午後10時~午前0時が120件ともっとも多く発生しているのですが、午前6時~同8時にも106件と多発しています。
午前6時~正午までの時間では222件に上り、全体の約2割を占めています。これは、ドライバーの大半が「二日酔い」状態で車を運転していて事故を起こしたとみられています。
夜遅くまで酒を飲んでいて自宅に帰って睡眠をとり、朝早く車で出かけることがあると思います。
一晩寝るとアルコールが抜けたような感じがするのですが、実は体内にアルコールが残っていることが多く、そういう状態で車を運転すれば確実に「酒気帯び運転」になります。
少しでもアルコールが残っているかもと感じたら、絶対にハンドルを握らないようにしてください。また、翌朝早く車を運転する予定があるときには、飲酒量をコントロールするとともに、早めに切り上げるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.7.2更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が後を絶ちません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しており、「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができます。