「空走距離」を意識していますか?

 皆さんご存じのように、ドライバーが危険を感じてブレーキを踏み、車が止まるまでの距離を停止距離と呼んでいます。


 この停止距離は、危険を感じてからブレーキを踏みブレーキが効き始めるまでの空走距離と、ブレーキが効き始めてから実際に車が停止するまでの制動距離を合わせたものですが、空走距離について意識している人は少ないように思います。
 
 というのは、ドライバーが停止距離の話しをするときに、タイヤの性能であったりブレーキの効き具合などを話題にするのですが、これらはみなブレーキが効き始めてからの制動距離について語っているに過ぎません。


 タイヤの性能やブレーキの効きがよい車に乗っていても、ブレーキを踏むまでの時間がかかってしまうと、空走距離は長くなり結果として停止距離は長くなってしまいます。
 
 空走距離を短くするにはできるだけ早くブレーキを踏む必要がありますが、それには危険を早く察知する力が必要です。そして、少しでも危険を感じたら、アクセルから足を離してブレーキペダルの上に足を乗せておくことが大切です。


 アクセルからブレーキに足を移す時間は、それなりに時間がかかるので、ブレーキが効き始めるまでの空走距離を短くすることができます。もちろん、スピードを出していれば空走距離が長くなりますので、危険を感じたらスピードを落としておくことが大前提です。


(シンク出版株式会社 2015.7.10更新)

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