毎年暑くなると、子どもが車内に閉じ込められて熱中症で死亡する事故が後を絶ちません。
最近JAF(日本自動車連盟)が発表したデータによりますと、昨年の7月~8月の2か月間に子どもを車内に残したままドアをロックしてしまい、JAFに救援を依頼したケースが全国で438件もありました。
そのなかで、通常の開錠作業ではなく緊急性が高いと判断して、ドアガラスを割るなどして子どもを救出したケースが9件もありました。
ロックの原因としては「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、なかには「電子キーの電池切れ」というものもありました。
親としては、子どもが寝ていたりすると「ちょっとの時間買い物をするだけだから」とか「起こすのが可哀そうだから」などの理由で、車内に子どもを残したまま離れる人もいます。
しかし、エアコンを切るとわずか15分で人体にとって危険なレエアコンを切るとわずか15分で人体にとって危険なレベルに達する実験結ベルに達する実験結果もありますし、ドアロックのトラブルとならなくても、熱中症を引き起こす事故になりかねません。
夏休みには家族でドライブに出かける機会が多いと思いますが、くれぐれも車内に子どもを残さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.7.29更新)
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