皆さんご存じのとおり、今年の6月1日から施行された道路交通法の改正により、信号無視などの自転車の危険な運転行為を3年以内に2回以上行った場合には、安全講習の受講が義務づけられました。ちなみに、講習時間は3時間で、講習手数料は5700円です。
さる7月31日に、この受講命令が全国で初めて出されました。
受講命令が出されたのは、大阪市に住む29歳の男性会社員で、7月9日通勤途中にピストバイクと呼ばれる競技用自転車の前輪にブレーキを付けずに運転したとして、道交法違反(制動装置不良自転車運転)で交通切符(赤切符)を交付され、15日にも同じ行為で検挙されたものです。
男性は「後輪にはブレーキがあったので問題ないと思った」と話しているそうですが、一度注意されているにもかかわらず、1週間後にまた同じ行為をするというのは、まったく遵法意識が欠如していると言わざるを得ません。
これまで自転車に乗っている人は、比較的軽い気持ちでルール無視の行動をしていたと思いますが、これからはそういう訳にはいかなくなります。自転車に乗っているときも、遵法意識を持って運転してくださいね。
(シンク出版株式会社 2015.8.7更新)
高齢社会を迎え、運転者は今後ますます高齢者との事故に注意を払う必要があります。
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