さる8月29日、名古屋市の伊勢湾岸自動車道下り線で、乗用車同士の衝突し、そのうちの1台が横転する事故がありました。
事故の直前、乗用車の前を走っていた車から積み荷が落下し、それを避けようとしてハンドルを切り、隣車線を走行していた別の乗用車とぶつかったとみられています。
最近はパネルバンのトラックが多く、そこから荷物が落下することはまずありませんが、荷物をロープ掛けしただけで走行しているトラックがおり、その後ろを走行するときには常に荷物が落下するリスクを考えておかなければなりません。
それでも、荷物にシートをかぶせてその上からロープ掛けをしているトラックは比較的安全なのですが、荷物に直接ロープを掛けている車は要注意です。
とくに、ロープの間から荷物がはみ出ているような状態で走行しているトラックの後ろは追従しないようにしましょう。道路状況などにより、どうしても離れられないときには、十分過ぎるほどの車間距離をとるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2015.9.8更新)
高速道路では、路上の落下物による思わぬ重大事故が後を絶ちません。
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周りの人々の安全はもちろん、自らの命や財産を守るためにも、こうした予期しない事態に対処する方法を知っておく必要があります。