最近、「てんかん」の発作による事故のニュースが目立っていますね。
さる8月19日午前10時20分ごろ、北海道共和町の国道276号をツーリング中の大学生の列に乗用車が突っ込み、男女9人が重軽傷を負うという事故がありましたが、この事故も運転していた57歳の男性が運転中に「てんかん」を起こしたものでした。
ひと口に「てんかん」と言ってもその病態は多様であり、適切に薬を服用していれば「てんかん」の発作は抑えられるものもありますが、完璧にコントロールできないものもあるようです。
今回事故を起こした運転者の場合は、医師から運転を控えるよう指導されており、今年8月の運転免許証の更新の際にも「てんかん」の持病を申告していなかったことがわかっています。おそらく、本人としては正直に申告すれば運転免許証の更新が危うく、運転ができなくなることを自覚していたのではないかと思われます。
「てんかん」だけでなく、他にも症状や発作がでれば運転に支障がでる病気はたくさんあります。
医師から運転を控えるように言われたら、絶対に運転をしないでください。
(シンク出版株式会社 2015.9.18更新)
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