道路を右折横断するときには、歩行者の見落としに注意しましょう。先日もこんな事故が起こっています。
10月3日午前12時半ごろ、大阪府吹田市の市道で道路右側の駐車場に右折して入ろうとした乗用車が、歩道を歩いていた4歳の男児を見落として衝突し、死亡させるという事故が起こりました。
運転者は「子どもに気づかなかった」と供述していますから、対向車線の車が途切れるのに気を取られて歩道上をよく確認しなかったか、男児が車体の死角に入っているのに気づかないでそのまま駐車場に入ろうとしたと思われます。
こうした事故を防ぐには、歩道を横切る手前での一時停止と、確認を徹底する必要があります。それも「止まったつもり」の中途半端な停止ではなく、「イチ,ニ,サン」と数える間ぐらいは完全に停止して、左右をしっかりと確認する習慣をつけましょう。
さらに、幼児は身長が低いので、乗用車でも大き目の車であればボディの死角などにすっぽりと身体が隠れて運転席から見えないことがあります。ですから、歩道上を確認するときは少し頭を動かして、死角を少しでも減らす努力が必要です。
(シンク出版株式会社 2015.10.8更新)
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