4月27日、浜松市の交差点で信号待ちしていた大型観光バスに別の大型観光バスが追突し、乗客の中国人観光客ら15人にけがを負わせる事故がありました。
さる9月29日、この事故に関して静岡県警は追突したバスにはブレーキに不具合があり、そのことを知りながらバスを運行させていたとして、千葉県のバス会社社長と整備管理者、運転者の3人を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)や道交法違反(整備不良)の疑いで逮捕しました。
追突したバスは、事故直前にも東京都内で別の追突事故を起こしていたり、高速道路の料金所の停止位置をオーバーランをしていました。
車を運転する人なら誰でも想像できると思いますが、ブレーキの効きが甘く自分が思っている位置で止まれない車など、怖くて絶対に運転したくないですよね。そんな車を乗客の命を預かっているバス会社が運行させているのですから、開いた口が塞がりません。
ブレーキの効きが甘い車は、すぐに事故に直結します。自分が乗っている車が少しでもブレーキの効きがおかしいなと感じたら、すぐに修理工場で見てもらうようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2015.10.9更新)
「運行管理者手帳」は、バス・トラックの運行管理者が知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめ1冊の手帳に収録しています。
カレンダーやメモ欄も、記入欄を多く設けていますので、スケジュール管理も万全です。また、月々の交通に関する行事や、安全スローガン、日出・日入の時刻も掲載しています。
手帳は毎年発売していますが、期間限定商品になりますので、お早めにお申し込みください。